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コメ初輸出 県内産の6割超150d

2019.04.23

農家の手取り確保目指す

ライスターミナルで輸出用米の出荷準備をするJAの担当者
ライスターミナルで輸出用米の出荷準備をするJAの担当者

 JAにしみのは、輸出用米の取り組みを2018年産から始めました。輸出量は約150dで県内産輸出用米の6割以上にあたります。国内の米消費量の落ち込みや米の生産調整の見直しで、米価の先行きに不透明感が増す中、海外市場に新たな販路を見いだし、農家手取りの確保を目指しています。
 JAでは、農家所得の増大を目指す自己改革の一環で、農地のフル活用を進めています。これまでは、飼料用米や加工用米への作付けを誘導してきましたが、18年産で新たに輸出用米を加えました。転作扱いで新たな設備投資も不要な輸出用米で管内の米生産量の維持にもつなげていきます。
 輸出に向けては、昨年3月からJA全農岐阜と協議を開始。フレキシブルコンテナによる出荷や、輸出用米に取り組んだ場合、収入が加工用米と同等水準になるように設計するなど農家が取り組みやすい体制整備も進めました。
 品種は「コシヒカリ」「あさひの夢」「ほしじるし」の3品種。輸出先は、台湾と香港で、回転寿司のチェーン店など、主に外食向けに使用される見込みです。輸出用米の取り組みは今後も拡大し、19年産米は輸出量180dを視野に入れています。
 27日には、養老町のJAライスターミナルで、輸出用米のセレモニーが開かれ、東海農政局や県、JA関係者ら約30人が出席しました。JAの小林徹組合長は「米が岐阜県の新たな輸出の名産になるよう期待している。攻めの姿勢で海外に売り出し、地域農業の振興につなげていきたい」と述べられました。この日は「ほしじるし」13dが台湾に向けて初出荷されました。