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トピックス

大豆新品種「サチユタカA1号」の試験栽培開始

2019.07.18

作期の分散や収量の安定に期待

「サチユタカA1号」を播種する神桐営農
「サチユタカA1号」を播種する神桐営農

 2019年産大豆の栽培で、新品種「サチユタカA1号」の試験栽培を始めました。作期の分散や安定した収量の確保に期待しており、試験栽培で栽培適性を慎重に見極めます。
 管内は、県内屈指の穀倉地帯。大豆は水田の主力転作作物として定着し19年産は管内全域1570fで作付けを計画していますが、13年産以降、長雨や台風などの天候不順で収量の低迷が続いています。打開策として主力品種「フクユタカ」の早播き後の摘芯栽培を進めていますが、摘芯機の導入費用などで課題が残っており、取り組む生産者が増えていないのが現状です。
 そこで、新品種「サチユタカA1号」を試験栽培することにしました。「サチユタカA1号」は、短茎で倒伏しにくく早播きをしても摘芯が不要で、収穫期の裂莢の発生も少ないです。
 試験栽培するのは、海津市の農事組合法人神桐営農。6月下旬に1.37fの転作田に「サチユタカA1号」を播種しました。同法人は、有機物の投入による土づくりや排水対策の徹底などで大豆の収量は管内でも毎年トップクラスです。堀田則雄代表理事は「収量がどれほどになるかが一番気になるところ。栽培がうまくいけば、品種の選択肢も広がり、収量の安定につながる」と期待します。
 栽培を支援する富田一幸TAC室長は「栽培に手応えをつかめれば、収量の向上に向けて明るい材料になる。栽培適性を慎重に見極めるとともに実需者の評価も確認し、普及に努めていきたい」と今後の展望を語りました。