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小豆初収穫

2019.12.24

新たな転作作物として期待

実需者や他の生産者が見守る中、小豆を収穫する農事組合法人長久保営農
実需者や他の生産者が見守る中、小豆を収穫する農事組合法人長久保営農

 今年から新たな転作作物として栽培を始めた小豆の収穫が4日、海津市で始まりました。法人化が進む営農組織の複合経営に有効な品目で、国産需要も堅調なことから試験的に導入。管内の営農組織を中心に6fで栽培します。10e収量は120〜130`を見込んでおり、栽培初年度にしてはまずまず。収益性を慎重に見極めた上で、来年以降の面積拡大を視野に入れます。
 品種は大粒で煮崩れしにくいと高級和菓子店などから人気の「丹波大納言小豆」。事前契約による出荷で、兵庫県の実需者に販売し、京都を中心とした和菓子店であんの原料として使われます。
 @小豆の国産需要が堅調で安定した販売が期待できることA播種と収穫作業で大豆と同様の機械が使え、新たな設備投資が少ないことB栽培スケジュールも大豆とほぼ変わらないこと―などを踏まえ、水稲との複合で導入しやすいと判断し、農家に栽培を呼び掛けました。
 この日は、農事組合法人長久保営農が大豆用コンバインを使って収穫作業をしました。初めての収穫ということもあり、兵庫県の実需者や市外からも生産者が駆けつけ、収穫の様子を見守りました。同法人の福島正文代表理事は「8月に播種がずれ込み、生育が心配だったが、収量はまずまず。大豆と収益性を比較し、良ければ面積を拡大していきたい」と期待します。
 富田一幸TAC室長は「小豆のように実需者から要望の高い作物を作ることで安定した販路が確保でき、農家の経営の安定につながる。今年の栽培結果を検証し、産地化を目指していきたい」と話しています。