水稲の収量向上に向けた「秋起こし」について

 水稲栽培において、春先の気温上昇に伴う水田のガス湧きにより、稲の根傷みや生育不良などが発生し、水稲の収量減少や品質低下に繋がることがあります。
 ガス湧きの主な原因は、土中に残った未熟な稲わらが微生物によって分解される際に、有毒なガスが発生することです。
 ガス湧きを抑えるためには、秋起こしによって稲わらを土中にすき込み、次年産の水稲の作付けまでに十分に腐熟させることが重要です。
 特に、腐熟を進める微生物は、気温が低下する12~3月頃は活動が弱まってしまうため、秋起こしをする際は稲刈り後すぐに実施すると効果的です。

 ぜひ秋起こしを実施し、次年産水稲の収量・品質の向上を目指しましょう。

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