懸崖菊出荷始まる

  輪之内町で特産の懸崖菊の出荷が9月6日から始まりました。同町4戸の生産農家でつくる「輪之内町けんがい菊生産組合」が30㌃で栽培。10月末までに1万5000鉢を東海地方を中心に、関東、関西へ出荷します。
 懸崖菊は茎が鉢から垂れ下がるように伸びた形が特徴で、一鉢に対し4回の丁寧な芽つまみを行うことで千輪ほどの花が咲く。今年産は適度な日照時間と降雨量、昼夜の寒暖差も大きく順調に開花し、病害虫の被害もなく品質は良好です。
 同町は家庭観賞用の5号鉢(直径約15㌢)、6号鉢(直径約18㌢)の生産が全国シェアの6割以上を占める日本一の産地。近年は多様化する消費者のニーズに応えようと、さまざまな規格の菊を栽培しており、町の名前も入るリース状の「輝く輪(きくりん)」や若い世代を意識したボール状の「ガーデンマム」も好評だ。赤や白、黄、桃色などの花が開花してから約一カ月程度楽しむことができます。
 同組合の松岡廣美組合長は「今年は例年より開花が早く、皆さんにいつもより早くお届けすることができる。大切に育てた懸崖菊を多くの人に楽しんでほしい」と話しています。
宅配サービスも行っており、期間は10月の中旬頃までを予定。
お問い合わせは、輪之内町けんがい菊生産組合
(TEL)0584-69-2308、(FAX)0584-69-2624まで。

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