冬春キュウリ最盛期 収量35万ケース目指す

 管内の海津市で冬春キュウリの出荷が最盛期を迎えました。現在の日量は2000ケース(1ケース5㌔)。4月~6月にかけてが出荷の最盛期で、シーズン全体の5割を出荷します。
 同市は、県内の冬春キュウリ出荷量の約9割を生産する一大産地。JAにしみの海津胡瓜部会32人が2作体系を中心約8㌶のハウスで栽培し、6月下旬まで岐阜や四日市、北陸などの市場を中心に35万ケースを出荷します。
 同部会の伊藤邦人さんは30㌃のハウスでつる下ろし栽培を導入しています。今年産の生育は順調。現在の日量は10㌃あたり100㌔でこれからさらに増えていく見込みです。「土の環境を良くして肥料を吸いやすくしている。キュウリ自体の免疫を強くして消毒を極力使わず、美味しく、安全・安心なキュウリの安定した収量を確保したい」と意気込みました。
 海津集出荷センターの担当者は「燃油高騰、資材価格が高くなる中、市場と十分連携し、高価格で最後まで売りぬいていきたい。」と話しました。

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